合宿免許の賢い情報
それに母親もストレスでぼろぼろになっている」と、一方は結論づけだと答えている。
しかし、ベストセラー『G』の著者であるA・Hは、彼女たちは本心を語っているのだろうが、同時にこれは憂慮すべき事態でもある、と主張する。
この本によると、アメリカ人は、男性も女性も「職場を家庭にし、家庭を職場にする」傾向があるとのことだ。
彼らはフレックスタイム制を利用せず、有給休暇も使い切らない。
そして実際、仕事以外の時間も職場で過ごす人は、男性よりも女性のほうが多いのである。
なぜか?それは、女性は家庭よりも職場にいるほうが尊重してもらえるからだ、とホシュチャイルドはいう。
女性にとっては、職場のほうが、創造性や才能を発揮するチャンスがたくさんあり、楽しい人間関係も築けるのである。
ところが、一方の家庭はどうかというと、こちらはどんどん昔の職場のようになってきている。
つまり、能率が最優先され、面白みも充実感も安らぎもない場所になってしまったのだ。
Hがインタビューした中で、会社の仕事をうまくこなしていると考えている人は86パーセントだったが、家の仕事について同じように感じている人は、59パーセントしかいなかった。
しかしほとんどの場合において、バランスが必要だという一般論は、個々の意志決定の過程にはあまり役立たない。
たとえば最近読んだある雑誌に、幼い子供を家において働いている母親のうち、幸福だと感じている人が48パーセント、とても不幸だと感じている人が37パーセントという調査結果が報告されていた。
このような数字が、出産を終えて仕事に復帰しようかどうか悩んでいる母親にとって、何かの役に立つだろうか?こういう記事は、最後にバランスの大切さを訴えて締めくくる、というのがお決まりのパターンである。
しかし、バランスを追い求めることが、今、この時点での人生の最重要課題であると、いったい誰に決められるというのだろう?ここで少し視点を変えて、Pに向かって「バランスが大切だ」と訴えたらどうなるかを想像してみよう。
Pの妻たちのうちの何人かは、実際に試してみたに違いない。
すると、「それは違う」ともう一方が主張する。
「働く母親のほうが専業主婦よりもはるかに幸福を感じていることは、数字で証明されている」。
まあ、この種の議論については、これ以上詳しく述べる必要はないだろう。
ほとんどの人が、すでに自分なりの考えを決めているだろうから。
しかし、これだけははっきりさせておきたい。
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